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加工系参考図書のご案内BOOKS 

初心者から熟練者まで

専門図書
はじめての研磨加工  安永暢男(当専門委員会顧問) 東京電機大学出版局
超精密加工の基礎と実際  超精密加工編集委員会(安永暢男 分筆)日刊工業新聞社
高付加価値のための精密研磨  河西敏雄・安永暢男 日刊工業新聞社
精密機械加工の原理  安永暢男・高木純一郎 日刊工業新聞社
はじめての生産加工学2  帯川利之・笹原弘之編著(池野順一分筆)講談社サイエンティフィック (大学の加工学講義に最適)
図解 砥粒加工技術のすべて 砥粒加工学会編 森北出版(初学者・学び直しに最適)
CMPのサイエンス  柏木編集委員長 (安永暢男、池野順一 分筆)サイエンスフォーラム (メカノケミカル反応の事例が多い)
マイクロナノ領域の超精密技術  日本学術振興会第136委員会編 (池野順一、宮下 勤 分筆)OHM 
研磨加工の理論と計算手法  河西敏雄・宇根篤暢 日刊工業新聞社 
Foundations of Mechanical Accuracy  Wayne R.Moore (精密工作機械の原典)
研削加工学  庄司克雄 養賢堂(研削加工の名教科書)
Handbook of Lapping and Polishing  Loan D.Marinescu, Toshiro Doi (池野順一分筆)
CRC Press 
新版 機械加工  中山一雄・上原邦雄 朝倉書店 (切削・研削の基礎)
精密工学 中沢 弘 東京電機大学出版局(精密加工・計測の基礎がよく纏められた教科書)
ナノテクノロジの基礎と応用  谷口紀男 工業調査会(不朽の名著) 
京都天然砥石の魅力  京都天然砥石組合編(砥石に関わる人は必読) 
モノのづくりのための精密測定  深津拡也 日刊工業新聞社(実践的でわかりやすい)  
研削盤の原理と設計  宮下政和 ナノテック研究所  (先生の絶筆となった著作)
自生発刃形研削技術の加工精度限界と超精密研削技術への道   宮下政和(足利工業大学名誉教授) ナノテック研究所
(国際的に評価の高かった先生渾身の著書)
レーザ加工の基礎工学  新井武二 元中央大学教授 丸善 (熱加工、理論&シミュレーション よく纏められた教科書) 
最新レーザプロセッシングの基礎と産業応用  電気学会 (光学を学ぶ教科書としてよい。レーザ加工部分では超短パルスやUVレーザによる非熱加工で高評価)  
ハイテク五十年史に学ぶ将来加工技術  日本学術振興会 将来加工技術136委員会編 日本工業出版発行2019.3  (時代背景など社会との関わりから生み出された各種加工法、デバイス、材料評価法を、過去から未来まで見通した貴重な著書)
砥粒加工技術便覧 砥粒加工研究会編 日刊工業新聞社 1965
(砥粒加工分野を切りひらいた先人の並々ならぬ情熱を感じる一冊 千ページを越える現代でも通用する不朽の名著)
工作機械の利用学  伊東誼著、日本工業出版、3,000円+税
はじめてのナノインプリント技術   谷口 淳著、工業調査会(2005)
 
 教養専門図書
工作機械の知られざる物語  伊東誼著、(株)スマッシュ(自費出版)、2,500円+税
 機械式時計講座   小牧昭一郎著、東京大学出版会(2014)、8600円+税
 The Craft of the Japanese Sword   Leon and Hiroko Kapp, Yoshindo Yoshihara,講談社USA、2012 (日本刀の製造方法を解説)
球体のはなし 柴田順二著、技報堂出版(2011)、1800円+税
生命科学と人間 中村桂子著、NHKブックス(平成元年)、780円
大工道具の歴史  村松貞治郎(東大生研教授)岩波新書(1973)(天然砥石) 
科学技術は人間をどう変えるか 石井威望、新潮選書(昭和61年)、750円 
これからの工学・技術者に求められるもの  小林 昭 養賢堂 (技術者に読んで欲しい一冊) 
知的な科学・技術文章の書き方  中島利勝塚本真也 コロナ社(論文を書く人は必読) 
研究開発テーマの価値評価  出川通、大澤良隆、㈱言視舎、1,800+税 (ビジネス書)
新技術開発へのヒント  小林昭著、工業調査会(1984)、1300円 (技術開発の面白さを教えてくれる一冊)
新・機械技術史 日本機械学会編、丸善(2010)、2800円+税(機械技術の系譜を知る一冊)  
科学の社会史 ルネサンスから20世紀まで 古川 安著、ちくま学芸文庫(2018)、1300円+税(科学の社会的側面を浮き彫りにする一冊)  
戦国日本と大航海時代
秀吉・家康・政宗の外交戦略
平川 新著、中公新書(2018)、900円+税(南蛮貿易による富と最新テクノロジー、キリスト教による日本支配、戦国の世はまさにグローバルな時代)
足るを知る経済 安原和雄著、毎日新聞社(2000年)、1800円+税(龍安寺の石庭にある「吾唯知足」とは?)
グラフでわかる
初めての フーリエ解析
比田井 洋史著、共立出版(2019)、2400円+税(研磨の振動解析を直感的に理解できる丁寧に書かれた教科書)
 
 研究・技術エッセイ
大森界隈職人往来   小関智弘著、岩波現代文庫(2002)、1100円(税込)
(職人エッセイ)
春は鉄までが匂った  小関智弘著、ちくま文庫(2004)、780円+税
(職人エッセイ)
粋な旋盤工  小関智弘著、岩波現代文庫(2000)、990円(税込)
(職人エッセイ)
シリカと私  ガイ.B.アレグサンダー東京化学同人(研究エッセイの名著、研究者・開発者の日常を描いた一冊) 
木のいのち木のこころ  西岡常一他、新潮文庫(2005)、1045円(法隆寺には一匹の鬼がいる。宮大工に伝わるモノづくりの真髄を知る一冊)
寺田寅彦随筆集 小宮豊隆編 岩波文庫 第1巻~第5巻(科学は人の営みであることを知る一冊)  3 4 5  
せいめいのれきし  バージニア・リー・バートン著、岩波書店(改訂版 2007)、1600円、(幼児に読み聞かせたい名作、自然科学への芽生えに最適な一冊)  
若い研究者のために 内藤記念科学振興財団事務局編、東京大学出版会(2009年)
(先人60人の分野を超えて伝わる興味深いメッセージ。例として2つの記事を紹介します)→ 
ファラデーの生涯 スーチン著、小出昭一郎/田村保子訳、東京図書(1976年)
「Scientist」を嫌い「Natural philosopher」を好んだファラデーとは? (参考文献:
 推奨業界専門雑誌
機械と工具 日本工業出版(編集長 小山 宏) 
                 
推奨用語辞典
改訂版 切削・研削・
研磨用語辞典
公益社団法人砥粒加工学会編 日本工業出版 (7千円)
切削研削研磨用語辞典(改訂版)が発刊されました。過去20年間で、ものづくり技術は大きく様変わりしました。それに伴って関連用語には新たな解釈が加わり、新語も多く使われるようになりました。図入りで懇切丁寧な解説つき用語辞典は、加工技術者のまさしく”バイブル”です。自分だけの大切な一冊にして下さい。日本工業出版からお買い求め下さい。
 























砥粒加工学会誌 連載記事のご案内Articles 

砥粒加工学会誌 連載記事より 

砥粒加工学会アーカイブス
砥粒加工学会設立50周年の記念企画です.設立当初から多大な貢献をされた方々から,思い出や若手会員へのメッセージをお願いしました. これからの学会の発展のためにも,必要な連載です.
教えて愛先生!研削ワンポイントレッスン
勘どころシリーズの第一弾として,愛先生に研削加工のノウハウを簡潔に解説してもらっています. 現場で役立つ豆知識としてご利用下さい.12回の連載です.(連載期間:2008.2~2009.1)
研磨屋稼業はつらいよ
研磨職人canonさんが毎回,研磨職人の目線で,研磨のノウハウはもちろんのこと,様々な話題を取り上げています. 12回の連載です.(連載期間:2008.1~2008.12
徒然なるまま
メカノケミカル研磨・研削やレーザ加工研究で豊かな経験を持ち、文章上手でも知られる元東海大学の安永先生に、日々感じたことをご自身の経験を交えながら徒然なるままに書き綴って頂きました。
球体の話
部品形状はさまざまですが、なかでも球体は重要な形状の一つです。この球体には形状精度、表面性状において極めて高精度な加工が求められています。 その研磨技術の奥深さを芝浦工業大学の柴田先生に解説頂きました。
現場で使える研磨加工の理論と計算手法
昔から研磨加工は高度な技能を要することで知られています。しかし技能者の減少にともなって、昨今、技能の技術化が重要課題になっています。 その技術化の基礎となる研磨理論とその計算手法を埼玉大学の河西先生、防衛大学校の宇根先生に解説頂きました。
論文作成・プレゼンに    役立つ技術文章の書き方
論文作成やプレゼンの質をあげるためには、基礎となる日本語の理解が重要です。理系の学生さんでも日本語の勉強は疎かにできません。 そこで、論文作成・プレゼンのための技術文書の書き方にスポットを当てて岡山大学塚本先生に解説頂きました。
若手技術者のための研削工学
長年にわたって研削加工技術研究に携わって来た防衛大学校奥山先生に研削加工の基礎理論から実際までを若手技術者向けにわかりやすく解説頂きました。
航空機の発達とその構造材料 の変遷
航空機の国産化が始まり、各方面から熱い期待が寄せられています。そこで砥粒加工学会でも理解を深めるために、航空機の発達と構造材料の変遷について産業界の第一線でご活躍の中澤氏、伊原木氏に解説頂きました。
旅する工具屋
ある日、海外勤務を命じられた工具メーカの若手技術者。そこからハラハラドキドキの海外武者修行が始まる。その旅を綴った冒険エッセイです。
トップに聞く
厳しい経済状況のなか、躍進をつづける企業はどのような理念や方針を打ち立てているのか? 企業トップの視点から俯瞰するものづくりのあり方、乗り越えてきた課題、今後の展望などについてお話をうかがうシリーズです。
突撃インタビュー
素人の小野春枝さん(編集者)が企業に乗り込んでインタビューしちゃいます。人柄の良さがにじみ出た人気コーナーです。
博物館だより
日本全国にある産業技術に関する博物館を紹介しています。日本工業大学の工業技術博物館をはじめとするユニークな博物館が登場します。
砥粒加工学会誌目次
学会誌の目次を知ることができます。是非購読して下さい。
砥粒加工学会誌では、ショートレクチャーやエッセイなど、興味深い連載記事が掲載されています。
ここでは、随時ご紹介していきます。


                             





関連学会紹介Information 


関連分野の学協会イベント情報 

砥粒加工学会
 砥粒加工研究会(1956年発足)および関西砥粒加工研究会を母体として,砥粒加工に携わる技術者・研究者で構成されています. JSAT(Japan Society for Abrasive Technology)の呼称で国際的にも注目され,砥粒技術,工具技術,加工技術,加工機械,計測技術,マイクロ・ナノ加工技術など,精密加工に関わる技術を総合的にとらえる学会として活動するとともに,若手技術者の教育と技術の継承に努めています.新素材,半導体,精密機械,自動車,航空・宇宙, エネルギー・原子力,環境・医療,電気・通信,光,ITなど広範囲な技術分野を基盤として運営しています.  
レーザ協会
 1960年に米国のメイマンによってルビーレーザが発明されておよそ半世紀を経た現在、レーザは現代の科学技術の先端を行く有用技術として広く認められています。しかし、一面では、それが画期的なものであるがゆえに、我々の身近でその成果が数多く利用されているにもかかわらず一般の方々には近付き難いものとして考えられていたことも確かです。そのような中で、レーザ協会は1972年2月に、わが国で初めてレーザを加工に利用しようとしたレーザメーカー、レーザ輸入商社、ユーザ並びに学識経験者等によって、レーザ加工技術の発展及び普及を目的とした「レーザ加工研究会」としてスタートいたしました。 そして、1977年、レーザ研究の範囲を測定の分野にまで拡大し、それまでのレーザ加工研究会を発展的に解消し、名称を「レーザ応用技術研究会」として再スタートを切りました。 さらに1982年には、研究会の対象をレーザ応用技術全般へと拡大する意味で「レーザ協会」と改称し、現在に至っています。レーザ協会は、さまざまな産業分野でレーザ技術の応用に携わる方々の支援、交流を目的とする非営利団体であり、これまで、会誌の発行、及び定期的な研究会・セミナーを開催し、講習会、見学会等を通してレーザ応用技術の普及、発展のために活動しています。本会は今後とも、皆様のご支援をいただきながら、会員相互の交流及び情報交換の場を提供してまいります。
精密工学会
 精密工学会では「ものづくり」に関わるテーマを広範囲に探求しています。設立は昭和8年で85年の歴史があります。主な工学分野は、以下のとおりです。1)精密加工・・・切削・研削・砥粒加工,プラナリゼーション・CMP,機能形状創成,アディティブマニュファクチャリング,放電加工・電解加工,レーザ加工,エネルギービーム加工,特殊加工,化学加工・エッチング,変形加工,型技術。2)設計・生産システム、3)メカトロニクス・精密機器、4)精密計測、5)材料・表面プロセス、6)バイオエンジニアリング、7)マイクロ/ナノテクノロジー・新領域。主な行事は年2回(春大会と秋大会)の学術講演会の他、講習会、専門委員会、シンポジウム、国際会議など多数のイベントがあります。学会誌の発行は月刊です。    学会紹介パンフレット → 
日本機械学会
 日本機械学会は,技術社会の基幹である機械関連技術に関わる技術者、研究者、学生、法人の会員から構成されています。講演発表会、講習会、研究分科会などの企画実施、市民フォーラムによる社会の啓発活動、国際会議による世界への貢献を活発に行い、会員相互の学術の向上と社会への技術成果の還元をしています。特徴は以下のとおりです。1)機械に関連する広い学術の分野をカバーする22の部門と地域の活性化活動を中心に行う8つの支部とが「縦糸・横糸」となって会員のための活動をしています。2)日本機械学会は「日本機械学会誌」、日本機械学会学術誌」、「機械技術専門図書」を出版し、機械工学の学術の発展と文化の創造に貢献しています。3)日本機械学会は,国際社会や日本社会についてのグローバルな視点に立って常に改革の努力を惜しまず。会員と社会にとってよりよい学会になるべく行動しています。4)日本機械学会は120年の歴史に立つ学術伝統をもち、常によりよい学会を指向して行動するダイナミックな学会です。           関東支部 → 
日本学術振興会        将来加工技術136委員会
  産学協力研究委員会は各々の分野の第一線で活躍している学界・産業界の研究者等によって構成され、68の委員会において研究会、国際会議、若手研究者育成のための取組などがそれぞれ活発に行われています。なかでも、将来加工技術136委員会は50年以上の歴史をもち、戦後日本の生産技術を発展させる学術面での大きな原動力となってきました。現在でも工業製品の生産には加工技術が不可欠であり、製品の高度化、微細化、多層化、集積化の進展は加工技術の進歩なしにはありえません。ハードウエアのポータブル化は、現代の生産技術の課題の一つですが従来技術の延長上にない革新的な加工技術の出現を必要としています。本委員会は技術革新を先導する新たな加工技術の開発・調査研究を産業界と学会の強力な連携の下に行い、将来加工技術の開発と普及、ならびにその成果の社会への還元を通じて、地球環境と調和した社会の技術的発展を図ることを目的としています。136委員会では部会制を採用しており、3つの部会(第1部会は先端加工技術、だに部会はデバイス開発技術、第3部会は材料開発及び評価)で構成されています。年3回の合同研究会と各部会が企画する研究・見学会を3回開催します。
CIRP            国際生産工学アカデミー
 CIRP(国際生産工学アカデミー)は第二次世界大戦後の復興を進める上で、生産工学に関する国際的な共同研究が必要であるとの認識を持ったベルギー、フランス、英国、ならびにスイスの生産技術研究の分野で指導的立場にあった研究者が集まり、1951年に設立した国際組織で、当初は経済協力開発機構(OECD)の支援を受けて発足しました。設立当初の名称は、College International pour L’etude Scientifique des Techniques de Production Mecanique(仏語)または International Institution for Production Engineering Research(英語)(日本語訳;国際生産加工研究会議)であったが、2005年に会員の合意に基づき現在の名称に変更されました。 当該分野では唯一の国際的学術組織で主に工業先進国の主要な研究者によって構成されています。CIRPの目的は、生産技術に関する研究、開発の推進をめざし、研究者相互で研究計画を検討しその成果を交換し合うことにあります。毎年1回世界各国持ち回りで開催する総会(General Assembly)で論文発表と質疑が行われ、論文集CIRP Annalsを出版しています。また毎年2月にパリで冬季会議(Winter Meeting)が開催され複数の科学技術委員会を中心に研究交流を行っています。なお、事務局は設立以来パリにおかれています。